ナンピンに走ってしまう

ナンピンってご存知ですか?FX取引やCFD取引などには良く利用される「テクニック」として知られているナンピンですが、具体的に数字を出して説明したほうが分かりやすいかもしれませんね。

例えばここで、ある銘柄を1株=100円で1万株を購入、トータルで100万円分を購入したとしましょう。価格が上がると予想していたにもかかわらず、価格が下降した場合を考えてみます。1株あたり100円から95円に価格が下がった場合、持っている株は1万株ですから、トータルで5万円の損失が出ている事になります。

この段階ですでに5万円の損失。損切りをする投資家もいますし、ナンピンというテクニックをつかってさらに買い増しをする投資家もいます。

「損失が出ているのにさらに買い増し??」

と驚く人もいるかもしれませんね。ナンピンというテクニックでは、損失が出ている段階でさらに買い増しをすることで、もし価格が少し戻った場合にリスクを分散することが可能になります。例えば上記の例をあげると、株価が100円から95円に下がって5万円の損失が出ている際に、さらに5000株を買い増しするとしましょう。そこから価格が少し上昇して97円まで上昇した場合、ナンピンをしなかった場合には損失が3万円となりますが、ナンピンを行った場合には、最初のポジション分の損失が3万円、再度買い増しをしたポジションに対しては利益が2万円出ていますから、トータルでは1万円の損失になるわけです。

ナンピンはこのように、リスクを分散すると言うメリットがありますが、しかし、リスクがあまりにも高いためにナンピンを好まない投資家もとても多いようです。価格が上昇すれば良いのですが、もし価格が上昇することなく下降の一途をたどった場合には、損失がさらに大きく膨れ上がる事になります。

CFD取引においては、ナンピンは経験と知識のある投資家に任せておいて、CFD取引の経験が浅い投資家の方は避けたほうが良いリスクとしても知られています。ナンピンに走るより、損切りという対応をして損失は少なく切り捨てたほうが長期的には利益につながるのではないでしょうか。




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